-第4作- 規範は内にある?
最近、私の規範がどこにあるか、あらためて考える機会があった。
『菊と刀』という本で言われていることだが、日本人は自分の内面に規範が形成されない民族らしい。
本音と建前を使い分けることも関係あるだろう。規範とは、手元の国語辞典では、「判断・評価・行為などの拠るべき基準・規準」とある。
私は、することや考えることの中に、一貫性があるだろうか。かつて、親から「テレビは一日に1時間まで」と言われていた。しかし、私は、親のいる前では守るが、親がいないと、さも当然のように、いつまでもテレビを見ていたことを思い出す。まさしく、規範が内面に形成されていなかったのだ。親として子を育てる中で、同じことが子どもに起きると考えると、ゾッとするものだ。親がいなくても、子どもが親を愛し、親とは従うべき存在なのだと理解して、規範が内面に形成されていくことを願う。それゆえ、成熟とは、規範の内面化ではないか、とも考えるのである。
まことに、みことばは、あなたのごく身近にあり、あなたの口にあり、あなたの心にあって、あなたはこれを行なうことができる。
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